iDeCo(いでこ)とは
iDeCoとは個人型確定拠出年金のことで、少し前に話題となった老後2000万円問題の解決に期待のかかる制度です。
毎月積み立てで投資信託を購入することで、老後に投資金額+リターンを得ることができますし、税制優遇もあります。
貯金も投資も税金も何でもそうですが、塵も積もれば山となる、ですね。
勿論、必ず期待したリターンを得られるわけではなく損失を被ることもありますが、公的年金に頼りきれないということは既に明らかなので、多少のリスクを取ってでもリターンを得るべき時が来ていると思います。
悲惨な老後なんて迎えたくないですからね。
25歳になる年にiDeCoを始めるとどうなるのか
では、iDeCoを25歳から40年間、毎月2万円積み立てると、どうなるのでしょうか?
iDeCo最大の特徴は、税制優遇があることです。御覧の通り、iDeCoに加入して投資するかしないかで、支払う税金は変わってきます。
資産をつくりながら節税もできるのですから、こんな良い制度は他に無いと思います。
具体的にどのくらいの節税になっているかは上の画像の通りです。
1年だと、税制優遇額は36,000円(月に3000円)と少なく思えますが、それを40年も続ければ100万円を軽く超えます。
それに、月に3000円も馬鹿にはできません。マシマシのキャリアプランでなければスマホの通信料をカバーできる額ですし、子供の頃のお小遣いはそのくらいでしたよね。3000円でできることって、結構多いんです。
40年後いくら手にするのか
税制優遇の点からもiDeCoの良さは伝わると思いますが、それだけだと割のいい貯金ですよね。
ご存じの方も多いかと思いますが、iDeCoは貯金を促進する制度ではありません。資金を運用することで利益をあげ、それを老後に役立ててもらうための制度です。
老後2000万円要ると言っているのに、受取額が1000万円にもならない制度なんて意味ないですからね。
ですので、iDeCoではいくらの運用益を出すかも重要になってきます。
そこで、年5%の運用益が出た場合は見てみましょう。
年率5%は狙えない数字ではないですが、簡単ではありません。現実的な数字というだけです。
それでも、960万円は2000万円を軽く超え、3000万円になっています。
これが複利の魅力です。
かの有名なアインシュタインもこう言っています。
複利は人類最大の発明だ。
お金が足りないという問題を解決したいなら、複利を利用しない手はありません。
複利の力を利用できて、なおかつ税制優遇もある。
iDeCoが期待のかかる制度であることは十分理解していただけたのではないでしょうか?
最後に
以上、元本割れのリスクがあることを踏まえても、iDeCoは魅力的な制度だということを述べましたが、iDeCoには大きなデメリットもあります。
それは、途中で資金を引き出せないということです。
一度入れたら60歳になるまで放っておくしかありません。
強制的に積み立て投資をさせるという意味では有難いことですが、それでも資金ロックをされるのは良い気持ちではありません。
その点も含めて、iDeCoを活用するかどうか考え見ましょう。
それでは、行ってきます。
https://www.ideco-koushiki.jp/