面白い話はダメ
話を盛り上げようと思った時、人は面白い話をしようと意識するが、果たして実際に盛り上がった経験はいくつあるだろうか。
中には、話がなかなか盛り上がらず、相手からの反応も薄くて疎外感を感じたこともあるのではないだろうか。
私も、何か話をしようと思う時は、自分が面白いと思ったことを話そうかなと考えていたのだが、どうやらそれでは上手くいかないらしい。
なぜかと言うと、面白い話をして盛り上がるには、相手も同じ体験をしたという前提がなければならないからだ。
共有できない話を盛り上げることはできないというわけだ。
くだらない話をすると良い
話の上手い人の話し方を観察していると、大方の人が真面目な話の中でくだらない冗談や脱線話を挟んでいる。
たとえば、エビングハウスの忘却曲線を示して人間は忘れる生き物だと熱弁しつつも、「エビングハウスさん万歳」と自分が忘れることを正当化したりとか。
添加物がいかに危険かということを口酸っぱく語っていても、「奥さんが旦那さんを〇したい時は100g98円のハムを食べさせると良いですよ」と言ってみたりだとか。
採用に困っている会社を指南するコンサルタントが、「そういえば、お宅の社長さんEXILEみたいな顔してましたけど、まだ社長続けてますか」と急にわき道に逸れたりとか。
こんなふうに、必要のない話を混ぜてくる人の話は面白いと感じる。
誰もが共感できること、共通点が多い話というのは、面白い話よりもくだらない話の方が多い。
真面目な話をする場面であっても、真面目の度合いに緩急をつければ、相手も緊張せずに話を聞くことができるだろう。
まとめ
私は真面目な性格なので、今までは必要のない話をせずに真面目な話ばかりをしていたが、それでは相手を話に引き付けることができない。
真面目な話というのは、相手に好き放題言わせる余地が無いので、好き放題言えるくだらない話を織り交ぜる。
それを意識していこう。
それでは、行ってきます。